平成25年度 第2回経営研修会

2014-01-17

経営研修会のご案内

平成25年度第2回経営研修会

 

今回の経営研修会は,多年に亘る業界の閉塞感から生じた我々中小歯科技工所のデッドロック感覚を打破し,CAD/CAM を中心としたデジタル化の進展と情報の整理を図った上で,「我々の歯科技工技術を海外に向け発信すると同時に技工物を提供できないか」という逆転の発想に立って企画してみました.今後の歯科医療業界の動向と自社の経営感覚を重ね合わせる絶好の時宜と捉え,是非ご参加下さるようお願い申し上げます.

 

日 時:平成25年2月15日(土)13:00~16:00

会 場:一般社団法人神奈川県歯科技工士会 事務所

会 費:無料

 


 

第一部:13:00~14:00

演 題:「海外事業展開の実際」

講 師:神奈川県中小企業団体中央会 連携開発部 河合正夫先生

 

 

中央会では,中小企業の海外進出についてお手伝いしております.最近では,協同組合で海外事情について研究する事例が出てきております.中小事業者が海外展開するためには,数多くのリスクが存在します.事前の調査とビジネスモデルを構築することが成功の鍵となります.今回は,中央会が支援した事例に基づき東アジアでのビジネスの実情や,中小事業者の進出の可能性についてリポートします.

 


 

第二部:14:10~16:00

演題:「歯科用CAD/CAMシステム 世界潮流2014」

講師:デジタルプロセス㈱デンタル事業室 室長 藤原 稔久先生

 

 

近年,世界的に歯科用CAD/CAMシステムの普及が加速している.歯科技工物の製作にCAD/CAMを用いることにより以下の効果が期待できる.

 

・  ジルコニアなど新材料が使えるようになる.

・ 生産性が向上する.

・  品質が安定する.

・ 遠隔地間のコミュニケーションがスムーズに行える.

 

特にCAD/CAMでは3Dデジタルデータがベースになるので,IT,ネットワークを使うことにより遠隔地間のコミュニケーションをスムーズに行うことができる.印象,石膏模型,補綴物形状の輸送を3Dデータの送信で代行できるのである.すなわち世界中のどこでもネット環境があればほとんどコストをかけることなく情報のやり取りができ,デジタルビジネスが可能となる.今,世界には技工物が作れず,満足な歯科医療を受けられない国,地域が多くある.CAD/CAMを活用すれば,世界一といわれる日本の技工技術を世界に提供できる可能性が見えてくる.今回は歯科用CAD/CAMの基本的な仕組み,利用の現状などを解読すると共に、CAD/CAMを通じて日本の歯科技工を海外へ展開する仕組み,可能性を紹介する.

 


 

 

主催 神奈川県歯科技工業協同組合

共催 神奈川歯科技工ネット研究会

    後援 一般社団法人神奈川県歯科技工士会